腸内環境とは、腸の主な働きは消化吸収と、病原菌から体を守る免疫機能です。
体の免疫機能の約60%は腸管に存在し、腸内細菌のバランスが良いほど腸管免疫力が発達・向上すると言われています。
腸内環境は善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類から構成されてます。
バランスをとることで、腸内の環境を保っています。
腸内細菌の中で一番数が多い菌は日和見菌で、次に善玉菌が多く、悪玉菌は少数です。
正常な場合は善玉菌が優勢となりますが、何らかの影響で悪玉菌の増殖が進んだとき、腸内環境の悪化が考えられます。
この悪玉菌が増殖する原因として
偏食・運動不足・生活習慣の乱れ、便秘などがあります。
また、加齢に伴い腸自体の老化が進むと悪玉菌が増える傾向も考えられます。
悪玉菌が腸内で優位になると
腸の動きが阻害されることで食べたものが消化吸収されにくくなります。
老廃物が腸内にたまりさまざまな不調が起きやすくなります。
腸内で腐敗した老廃物からは細菌や毒素、発がん性物質などの有害物質が発生し・・・
腸管だけにとどまらずヒトの臓器にダメージを与える原因となることも・・・
腸は自律神経の影響を受けやすい臓器です。
ストレスを受けると腸の働きが悪くなり、便秘や下痢につながりやすくなります。
老廃物が腸内にとどまることによってガスが発生し、下腹部のハリの原因になることも・・・
腸が動かず、外に排出されなかった老廃物は腸内で腐敗・有毒ガスを発生させて最終的に肌から排出しようとします。
老廃物が肌の角質や皮脂と結びつき、肌荒れ・ニキビ・吹き出物となってしまいます。
腸内環境が正常な働きをしてると
美肌効果・代謝促進・便秘の改善
肌あれや吹き出物は、腸の老廃物が原因とされます。
老廃物や毒素を排出する働きが促進されることで、肌をきれいに保つことが期待できます。
腸内環境が良くなると、食物の消化吸収・栄養の体内への吸収を促し、代謝の活性化につながり、ダイエットにも効果的です。
善玉菌が優位な環境下は腸の蠕動運動を促し、便秘の改善につながります。
また、善玉菌を優位にすることで、小腸の働きをよくしてセロトニンの生成を促進し、ストレス軽減につなげることができます。
運動で腸内環境改善が期待できる
適度な強度の運動やトレーニングは、血流を促し、酸素が全身にめぐり、体に刺激が入ります。
このようなトレーニングは、自律神経にも良い影響を与えます。
そして、腸の活性化にもつながります。
運動と共に腸内環境を整えて、健康な身体づくりをしていきましょう!!