トレーニング中の気分が悪くなる原因は? | クロスサーティーンジム

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トレーニング中の気分が悪くなる原因は?

トレーニング中やトレーニング後に、気分が悪くなったり吐き気やめまいが出たことはありませんか?

初めてトレーニングを行う方や運動習慣のない人が急に運動を始めた時などに、こういった症状が起こりやすいです。

なぜ気分が悪くなるのか?
 
 

【気分が悪くなる原因のほとんどは酸欠によるものです】

トレーニングなどの運動時には心臓から駆出される血液量が最大で約5倍にも増えると言われており、運動により酸素需要が高まった臓器へと血液を供給します。

この働きは交感神経によるもので、運動中は交感神経が活性化しています。

したがって、運動中は血圧は上昇する傾向に、脈拍は増加する傾向にあります。

運動中はすべての臓器に均一に血流が増加するのではなく、酸素需要が特に高まる骨格筋や心臓を栄養する冠動脈への血流が増加します。

一方でその他の消化管や腎臓など運動中に酸素をそれほど必要としない内臓への血流は減少します。

なので、トレーニングなどの運動によって筋肉に刺激を与えると、本来なら内臓に回される血液が優先的に骨格筋や心臓いってしまうことで、脳や内臓への血流量が減り酸欠になるのです。

この酸欠状態が気分が悪くなる原因です。

この状態の時に「運動後低血圧」になりやすいです。
「運動後低血圧」について、詳しく説明していきます。

運動することで心拍数が増え、血圧を維持するために十分な血液を送り出し、血管は拡張した状態になります。

運動をやめると徐々に心拍数が減り始めるのですが、血管は拡張したままの状態になっているため血圧が低下してしまいます。

血圧が急激に下がることで、心臓よりも上にある脳まで血液が行き届かなくなるため、脳への血流量が減り十分な酸素を供給することができず、脳が酸欠状態になります。

脳が酸欠状態になることで、脳の機能が低下し、気持ち悪さや吐き気、めまいが起こり、ひどい場合は気を失ってしまうこともあります。

トレーニングが初めての方は、「トレーニングの負荷に体が慣れていない」「トレーニング中に正しい呼吸法が行えていない」などが原因で酸欠状態になりやすく、そのため気分が悪くなるという方が多くいらっしゃいます。

         
      
   

【対策として】

1、体力レベルに合った適切な負荷と量で行う

初めて筋トレを行う方がいきなり無理な高負荷でトレーニングを行うと、運動後低血圧になりやすいです。
まずは軽めの負荷からスタートしていただき、体が慣れてくるのに合わせて徐々に負荷を高めるようにしましょう。
 
 

2、息を止めずに呼吸をしっかりする

初めてトレーニングを行う方は慣れていないこともあり、どうしても力を入れる時に息を止めてしまう方が多くいらっしゃいます。
この状態が続くことで無呼吸状態になり血圧も上がりやすくなり、酸欠になる可能性も高くなります。
基本的には力を入れる時に「息を吐いて」力を抜く時に「息を吸う」ことを意識して、トレーニングをしていきましょう。
 

3、休憩をしっかり取る

初めての方や体力があまりない方は、次のセットを行うまでに、90秒〜120秒ぐらいを目安に長めに休憩を取るようにしていきましょう。
体力がない時に無理してどんどんトレーニングをしてしまうと酸欠状態になりやすくなります。
無理されず自分のペースでトレーニングしていきましょう。

 

なかなか上手くいかない方も多いかと思いますので、そんな時はプロのトレーナーに一度習ってみることをお勧めします。